オールインワンジェルのモロモロの正体
オールインワンジェルを使用している人、または使用したことがある人によくある経験が「モロモロ」です。まるで消しゴムのカスのようなジェルのかたまりが塗っている最中や塗った後に出てしまう現象です。ピーリングの時に出るような垢のようにも見えてしまいますので、気持ちの良いものではありません。
実をいうと、このモロモロの正体は肌に塗ったオールインワンジェルのジェル成分が肌の上で乾燥したもので、いわゆる「ジェルのカス」なのです。
このモロモロが不快でオールインワンジェルを使うのをやめてしまう人もいるのですが、モロモロが出るからといって成分に問題があるわけではなく、肌トラブルにつながるということもありません。
オールインワンジェルのモロモロの原因
オールインワンジェルのモロモロが出る主な原因は以下のとおりです。
塗った量が多すぎた
肌にも成分を浸透できる量に限界があります。多く塗り過ぎると、浸透しきれなかったジェルが肌の上に残って、それが空気に触れることで乾燥してモロモロを出す原因となります。
塗る時に擦り過ぎた
オールインワンジェルを肌へ丁寧に塗りたい気持ちはわかります。しかし、ジェルは指で触れれば触れるほど乾燥しやすくなってしまいます。丁寧に塗ることが擦り過ぎとなってしまい、肌へ浸透できずにモロモロと化してしまうのです。
併用している他の化粧品の成分に反応した
オールインワンジェルに使用だけでは物足りないという人は、他の基礎化粧品と併用していることがあります。
また、オールインワンジェルの上に下地やファンデーションを塗ることも、ある意味、他の化粧品と併用することになります。それぞれの化粧品に含まれている成分が反応して固まってしまうことがあります。
オールインワンジェルが劣化している
オールインワンジェルが古くなったり、よく蓋が開いたままの状態であったりすると、ジェルの水分量が減って劣化を起きます。水分量が少なくなると、粘度が増してモロモロになりやすくなるのです。
オールインワンジェルのモロモロが出ないようにするには?
オールインワンジェルのモロモロが気になるのならでないようにする工夫をしてみましょう。
塗る量に気を付けましょう。
しっかり塗って肌にたっぷりと有効成分を与えてあげたい気持ちはわかりますが、塗り過ぎた分は浸透されずに肌の上に残ってしまいます。少しずつ肌に塗り、しばらく様子をみて、物足りなければまた少量を塗るといったかんじで、数回に分けながら塗ることをおすすめします。
指で肌を擦り過ぎない
馴染ませようと指先で肌を触りすぎると、擦り過ぎになってモロモロが出てしまいます。馴染ませる時は、摩擦を起こさないように手のひらを使って軽く押さえるようにしましょう。
古いオールインワンジェルを使わない
古くなった製品は、もう変質してしまっていますので、塗っても効果は無いと考えるべきです。化粧品にも使用期限があり、製品にもよりますが、開封後3ヶ月以内に使いきることがおすすめです。
開封してから長い期間が経っているものは潔く捨てて、新鮮で水分をたっぷり含んだジェルを使うことでモロモロ防止にもなります。
ファンデーションを塗る前に少し待ちましょう
肌にオールインワンジェルが馴染みきらないうちにファンデーションを塗るとモロモロが出やすくなります。ジェルを塗ってから10分くらいは馴染ませるために待ちましょう。